CBDとは

CBDって何?

 

今、世界で話題になっているCBDですが、そもそも「CBD」って知ってますか?

CBDとはカンナビジオールのことで、大麻植物に含まれる約100種類の「カンナビノイド」成分のうちの一つです。

日本ではひとくくりに「大麻」というだけで違法であると認識されがちですが、大麻の成分には、日本でも合法であり、かつ健康に良い効果が期待できるとされるものもあります。その成分が「CBD」なんです。

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CBDは大麻草(カンナビス)から抽出されるものが多いですが、マリファナのように「ハイになる(気分が高揚する)」成分は含まれていません。

医療用大麻の研究が進むにつれ、最近はこの「CBD」が医療関係者や科学者の注目を集めています。世界中で益々研究が行われており、様々な効果が認められる結果が報告されています。

成分は本当に体に悪くないの?

大麻植物の主成分は大きく分けて2つあります。
CBD(カンナビジオール)THC(テトラヒドロカンナビノール)です。

花穂や葉から抽出され幻覚作用や多幸感をもたらすTHCと、茎や種子に含まれるCBDです。CBDは向精神作用がなく、主に医療用にのみ利用される成分です。

一般的に大麻の作用として知られる成分はTHCです。THCは精神活性作用(多幸感など)があると同時に、日本では厳しい法律が定められています。

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大麻成分のうち約40%を占めると言われるCBDは非精神活性成分であり、日本でも合法になっています。THCに見られる精神作用はありません。

世界保健機構(WHO)は、CBDの危険性について一般大衆への健康リスク、及び乱用の危険性はなしと2018年に公式発表をしています。
また、てんかんの発作を筆頭に、不眠症、痛み(頭痛、胃痛、歯痛など)、食欲不振、吐き気、皮膚炎、統合失調症、抜け毛、アルツハイマーなど、100近くの疾患に関して、CBDに関する有効性と安全性を高く評価しています。

人間の体内には、もともと身体調節機能があります。ECS(エンド・カンナビノイド・システム)と言い、体内の交通整理を行っています。しかし、加齢やストレス、生活習慣でECSのはたらきが弱ると『カンナビノイド欠乏症』となり、体のあちこちでエラーが起こります。これが不調です。

しかし、CBDを摂ることでECSのはたらきを取り戻すことができます。また、CBDは過剰になった神経を落ちつかせるので、リラックス効果があります。

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まとめると、CBDは、先ほど紹介したさまざまな疾患を“直接的に治す”ものではありません。細胞間のネットワークをスムーズにし、体内の恒常性を一定に保つよう、はたらきかけるというわけです。

CBDでいい効果を得るためには

摂取カロリーが人によって異なるのと同じように、CBD オイルの摂取についても人それぞれです。CBD オイルの摂取については自分に合った摂取方法を見極めなければならないのです。そこで重要となるのが次の3つの項目になります。

1.摂取するタイミング
2.摂取量
3.摂取方法

3つの項目を順番に説明していきます!

1. 摂取するタイミング

基本的にいつ摂取しても大丈夫です。
オススメなのが空腹時に摂取する方法です。

胃に何も入っていない状態でお酒を飲むと酔いが早く回りますよね?
それと同じようにお腹が空いているときに CBDオイルを摂取すれば、比較的早く全身に行き渡ります。CBDオイルは胃に負担をかけるものでもありません。

2. 摂取量

CBD は1日に最大 1500mg の高用量で慢性的に使用しても、安全で耐容性があることが示されています。とはいえ CBDは単体で摂取している場合、釣鐘状の曲線となる特徴があります。

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個人差はありますがピークを越えると反応は低下していくので、たくさん摂取すればいいというわけではないのです。

理想的な摂取方法
1週目:朝1滴・昼1滴・夜1滴
2週目:朝2滴・昼2滴・夜2滴
3週目:朝3滴・昼3滴・夜3滴

3. 摂取方法
日本でCBDを摂取する方法として、CBDオイルを経口摂取する方法があります。オイルを口に含みその後飲み込む方法です。他にも、CBDオイルを飲み物に入れて飲む方法もありあますが、効果が出やすいのは前者です。この方法は口に含んで摂取します。舌下に垂らすのが一般的な摂取方法です。CBD は口腔内の粘膜より吸収されて毛細血管に直接浸透していきます。そのため、少しの間(1~2分程度)舌下にとどめることが重要です。注意点

CBDを摂取する際に注意しなければいけない点もあります。
覚醒作用のあるものとの併用や他のお薬、サプリメントとの併用です。

興奮作用のあるカフェイン類やエナジードリンク類と一緒に CBD オイルを摂取してしまうと、体はリラックスしますが頭が覚醒してしまうので注意が必要です。
また、「ミルセン」と言う成分は CBD を血中に届けてくれる量を増やしてくれるので、CBDを摂取する1時間くらい前に「ミルセン」を多く含むマンゴーなどを食べるといいでしょう。

また、他の薬、サプリメントとの併用についてですが、処方箋やお薬と併用する場合には医師や薬剤師へ相談したり、サプリメントを併用する場合には直接メーカーにお問い合わせすることをオススメします。

まとめ

CBDとはカンナビジオールの略で大麻の2大主成分の1つです。

様々な薬理効果、リラックス効果、効能を持つ天然化合物として世界的に大注目されている成分です。中でもCBDは身体がダメージを受けた箇所の修復作用を及ぼす成分で、高すぎるものは下げて、低すぎるものは上げて、適正な範囲に戻すという優れた利点があります。今後のCBD関連の動きにも注目です!

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